株式会社社長の専門学校
『会社売却2.0/
М&Aセルサイドアドバイザー協会』
代表 田中英司(たなかえいじ)
- M&Aのプロアドバイザーかつ現役経営者。
- ゼロから創業した会社を上場させ、買手・売手の両方を社長として経験。
- 上場企業を引き継いだ後、複数社の会社を経営。
- M&Aアドバイザーとしても、年商数千万~数十億のM&Aを成功に導く。
「M&Aで高く買ってくれる優良な買い手とはどのような存在か」というテーマで、会社売却時の価格決定や買い手選定のポイントをQA形式で分かりやすく解説します。会社売却を検討されている方に向けて、少しでも有益な情報をお届けできれば幸いです。
目次
Q1. 高く買ってくれる買い手とはどのような存在ですか?
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高く買ってくれる買い手とはどのような存在ですか?
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M&Aでは、「本当にこの会社が欲しい」と思っている買い手ほど高い価格を提示する傾向があります。買い手には大きく分けて以下の2タイプが存在します。
- “欲しい”という気持ちが強い買い手
事業シナジーや将来の成長を強く見込んでいて、「値段が多少高くても買いたい」と考えます。こうした買い手は交渉に前向きで、売り手との関係性を築きながら問題を一緒に解決しようとする姿勢があります。 - “値段が合えば買いたい”買い手
価格の条件が合うなら前向きに検討するというスタンスで、やや消極的な印象です。実際のデューデリジェンス(詳細調査)段階でブレイク(交渉中断)しやすいリスクもあるため、売り手としては慎重に見極める必要があります。
- “欲しい”という気持ちが強い買い手
Q2. 会社売却の価格はどのように決まるのでしょうか?
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会社売却の価格はどのように決まるのでしょうか?
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会社の売却価格は「DCF法」や「マルチプル法」などの理論的な算定方法がありますが、最終的には「買い手がどれだけ魅力を感じるか」が大きな決定要因となります。たとえば、シナジー効果(相乗効果)が高く見込める場合には、その分上乗せしてでも買いたいと考えられるケースがあります。
ただし、理論値(例えば3億円)が出ていても、別の買い手が「これは将来的に大きな利益をもたらす」と判断し4億円を提示する場合もあるのです。会社は唯一無二の存在であり「量産品」ではないため、最終的には交渉の中で価格が決まる点がポイントです。
Q3. 高く売るためには何をすればよいのでしょうか?
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高く売るためには何をすればよいのでしょうか?
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高い価格を引き出すためには、次のようなステップが重要です。
- 会社の情報整理(概要書のクオリティ向上)
ノンネームシート(匿名情報)や概要書が分かりやすいほど、買い手は「もっと詳しい情報を知りたい」と前のめりになります。会社の強みや数字の裏付けを、正しくかつ魅力的に見せることが大切です。 - 買い手候補を広く探す
なるべく多くの買い手候補にアプローチすることで高い価格を提示する企業が現れる可能性が高まります。情報漏洩のリスクには注意が必要ですが、幅広く声をかけるのが基本戦略です。 - 買収に積極的な買い手を見極める
経営者同士が協力し合い、問題が出ても一緒に解決を目指す姿勢がある買い手なら、最終的な売却価格も上がりやすいです。
- 会社の情報整理(概要書のクオリティ向上)
Q4. シナジー効果はなぜ重要なのでしょうか?
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シナジー効果はなぜ重要なのでしょうか?
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シナジー効果とは、買収先企業と自社が組み合わさることで、事業拡大や効率化などの相乗効果が得られることを指します。買い手企業にとってシナジーが見込めるほど、たとえ表面的な理論価格を上回ってでも買いたいと考えられるからです。
一方で、買い手からすると「シナジーは自社が得るものだから、なぜ売り手にその分を支払わなければならないのか」という議論になりやすい点には注意が必要です。しかし、他に競合する買い手が複数いる場合は、シナジーを期待する買い手こそが最終的に高値を提示することもあります。
Q5. ファンドが買い手になる場合はどうですか?
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ファンドが買い手になる場合はどうですか?
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事業会社とは異なり、ファンドの場合は以下の特徴が考えられます。
- シナジーは少ない一方で“レバレッジ”を効かせやすい
ファンドは出資者から集めた資金を元手に投資を行い、銀行融資(デッド)なども組み合わせることで実質的な自己資金比率を抑えられるケースがあります。結果として、提示できる買収額が大きくなる場合もあるのです。 - リスクとメリットのバランス
レバレッジが高いと買収後の会社に返済負担がかかる可能性もあるため、売り手側としてはファンドの投資スキームをよく確認する必要があります。
- シナジーは少ない一方で“レバレッジ”を効かせやすい
Q6. M&A買い手探しはどのように行うべきですか?
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M&A買い手探しはどのように行うべきですか?
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まずは信頼できるアドバイザーを見つけることが重要です。仲介会社やアドバイザリー企業によって持つネットワークが異なるため、どれほど多くの買い手候補にアプローチできるかに差が出ます。また、
- 会社の情報を丁寧に整理して魅力を伝える
- 機密保持契約(NDA)を結びながら段階的に情報を開示する
- 興味を持った買い手が「本気で欲しい」と思うかどうかを見極める
といったプロセスを慎重に進めることが大切です。
「会社売却2.0」では、豊富なネットワークを活かして幅広い買い手にアプローチし、最適な相手を見つけるサポートを行っています。
「会社売却2.0」に相談するメリットは何ですか?
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「会社売却2.0」に相談するメリットは何ですか?
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- 買い手候補の幅広いリストアップ
豊富なネットワークを持ち、多角的に買い手を探せるため、高値を引き出す可能性が高まります。 - 丁寧な情報整理とアピールポイントの明確化
売り手企業の魅力や強みを正しく整理し、適切にアピールできるようにサポートします。 - 交渉から最終契約締結までの伴走サポート
競合する買い手との交渉や、デューデリジェンスの進行管理など、売り手の負担を最小限にしながら、より良い条件を目指します。
- 買い手候補の幅広いリストアップ
まとめ
会社を高値で売却するには、「幅広い買い手候補へのアプローチ」が欠かせません。そのうえで、本気で会社を必要とする買い手を見極め、交渉を進めることが大切です。「会社売却2.0」では、無料の査定やオンライン面談も行っていますので、まずは気軽にお問い合わせください。

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